まさに一年に一度のプレミアムウエディング。前代未聞の取組みだったので、企画段階から紆余曲折の連続でした。企画が出来上がるまでにも紆余曲折ありました。

お二人は当初、秋ぐらいの結婚式を視野に入れて会場見学をされました。そこに偶然目にしたのが、5月に決まったばかりの花火Weddingのパンフレットでした。企画が遅かったせいもあり、スタッフ一同、何とか決まってくれればと連日、やきもきした気持ちの連続でした。

お二人からの問い合わせで一気に真剣モードに突入して、当日予測されるであろうリスク(交通渋滞など)を細かく下調べを繰り返し、双方解決したのち、一気に準備モードに突入しました。

あっという間に迎えた当日。朝からの豪雨で午前中には花火大会延期の連絡が入りました。それを聴いた瞬間、正直、耳を疑いました。過去に花火大会が延期になったことの記憶が無かったからです。気持ちを切り替えるのには苦労しましたが、本番をやらざるを得ませんでした。準備を始めた昼頃から徐々に雨は上がり、夕方には奇跡的に晴れ、綺麗な夕日や虹が見れました。ゲストのみんなが気にかけて花火を持ってきてくれたりしました。極めつけは、新郎の友人が昼間から仕込んでた手作りのナイアガラの滝風の花火でした。

新郎も思わず胸が熱くなり、涙をこらえ切れませんでした。8000発の花火は上がりませんでしたが、二人にとってかけがえの無い花火があがりました。そして、お開きの後、雨が再び降り出したのです。