高校時代からの友人である新婦から、「結婚式はお願いね」とのご依頼を頂き、二つ返事で引き受けました。

挙式は新郎のご実家のある島根県で神前式を行い、松山では友人を招いたパーティーにしたいと様々な会場を回られました。
県外からの出席者も多く、道後でおもてなしをしたいという意向があり、洋風でカジュアル感と清潔感を兼ね備えた茶玻瑠のレストラン「玻璃」に心を打たれたようでした。

シンプルに、だけどさりげないセンスを出したいという新郎様の希望もあり、会場のお花も白・グリーンで統一。
席札はレモンリーフを使用し、ナチュラルな雰囲気を出しました。受付でも一工夫して、大きな瓶にメッセージを入れてもらうようにしました。

鳥取で行った挙式の様子を映像で紹介し、お二人が登場。
新婦友人による楽しい余興や各テーブルをフォトラウンドしたり、ガーデンで集合写真をとったりと終始和やかな結婚披露宴となりました。

披露宴終盤には新郎と新婦母によるサプライズが行われました。

新郎からは、「父の手紙」の代読、お母様からは「おばあ様の作文」を託されました。
既に他界されている新婦のおばあ様が、待ちに待った初孫（新婦）が生まれる前夜からその手に抱くまでの心のうちを文章にしたためられたものをお母様はずっと大事に保管されていたようです。この世に生を受け、大きく育ち、新しい家族を創っていく命の伝承がお父様のお手紙、おばあ様の作文とリンクして、会場中が感動に包まれ、心温まる披露宴となりました。