「妻にドレスを着せてあげたいんです」と新郎様からお話をいただいたのが
今年の1月でしたので、思えば半年がかりのサプライズになりました。
6月15日の結婚10周年を記念して、新婦様と3人のお子様には秘密裏に進めてきた
今回の結婚式。
「サプライズ」の演出はよくあっても、新婦様に完全サプライズとなると大変です。
事前に衣裳は合わせたいし、連れ出す口実も必要で、理想の結婚式の形も
実現してあげたいと思っていました。

新郎様との話し合いで、「弊社のパンフレット撮影のモデルとして協力してもらえないか。」という口実で説得を試みていただきました。
無事、新婦からの承諾はいただきましたが、新郎は宮崎県へ単身赴任中。
ドレスフィッティングを口実に、新婦様やお子様たちを連れ出し、式場のイメージやお好きな色、結婚に至るまでのエピソードなどを聞き出しました。
新郎様の希望の形や、新婦様のイメージに合うということで、海辺のカフェ
「ブエナビスタ」に会場も決定し、当日を迎えました。

当日、早めに集まってもらったゲストの方へサプライズの流れの説明や受付を行い、
息をひそめて会場内に待機。
写真を撮るだけだと思っている新婦と子供たちがビーチに到着してから、こっそりゲストは家族の元へ。
「10周年、おめでとー！！」の祝福の言葉でタネ明かしをするも、あまりにも突然のことで、状況を理解するのに時間がかかっている様子でした。
挙式は、誓約書にサインをする代わりに、受付でみんなに寄せてもらったメッセージフラッグに家族で手形の調印。
子供たちから新婦へのキスは微笑ましいものでした。
披露宴は、ゲストが持ち寄ったプレゼントを交換するお楽しみ抽選会が行われ、参加したゲスト一人ひとりからメッセージをいただくことができました。
披露宴を一度お開きにした後は、ビーチにおいて盛大なサッカー大会がスタート。初夏の海に大人も子供も大はしゃぎのアフターパーティーとなりました。