一年が過ぎるのは早いものです。
年始にお二人で当社のオフィスを訪れてくださいました。
その際、新婦様のご実家が旅館を営まれていて、そこで結婚式を挙げたいとご相談を受けたのでした。場所が大島だと聞いて、とてもワクワクしながら、反面、どのくらいの広さ（会場）なのかという不安もありました。

最初に訪れた時の感動は、今でも忘れません。
山道を抜けると、美しい瀬戸内海（来島海峡）が広がっていました。当社のオフィスも瀬戸内海（燧灘）を毎日眺めることができますが、それとは違う美しさがありました。
その時点でテンションがMAXになり、どこをどのように活かそうかと、あれこれアドレナリンが出て、興奮を抑えることができませんでした。
会場も使い方によっては、縦にも横にもメインテーブルを置くことができたので、何度も現地に足を運び、ベストな方法を考え抜きました。

当日は瀬戸内海のキラキラ光る海や、青く澄んだ空、心地よい気温とどれをとっても最高のコンディションになりました。和婚人前式をご希望でしたので、コンセプトカラーにした赤色のバージンロードや野点傘と、空の澄み切った青さがコントラストとなって、そこでしか生まれない雅美さを創り出せました。

ガーデンで人前式を行い、そこからの餅まき、艶やかな色打掛での披露宴入場（《白無垢・綿帽子》→《色打掛・洋髪》）の一連のスムーズな流れに始まり、乾杯にて祝宴がスタート。千年松自慢の海の幸が次々に出され、ゲストの皆様も大いに満足されていました。大鉢での刺身の盛り合わせは私たちの想像を覆すほどの大きな大きなお皿でした。また舟盛りに飾った”松”をデザインしたケーキもゲストからの歓声を誘い、皆様が沢山写真を撮られていました。
後半は「チーム千年松」からの余興もあり、新婦の妹さん手作りの映像もあり、千年松のみんなが参加し、ワイワイと賑やかで楽しい結婚式をなりました。

終宴となると、辺りはすっかり静寂な夜を迎え、楽しかったひと時の余韻に包まれていました。